2010年6月20日日曜日

文献継承第16号

金沢文圃閣から不定期(?)に発行されている小冊子『文献継承』第16号(2010年5月)に、

書物蔵「ホンモノの「日本図書館学会」と「日本図書館研究会」(あったかもしれない大東亜図書館学; 1)」p.1-7

が掲載されています。
戦時期において、日本主義に基づく「日本図書館学」を確立せんとした「日本図書館学会」の活動や主要メンバーを紹介するとともに、その後世への影響について考察する画期的論考です。

また、巻末(p.7)の「長土塀の机上より」では、『「満洲」の図書館(資料展示図録)』(京都ノートルダム女子大学人間文化研究科人間文化専攻, 2010)について紹介しています。

『文献継承』については、前述の論考の著者である書物蔵氏が、自身のブログで未完成ながら総目次を公開しています。第15号掲載の楠田五郎太に関する論考は次回の勉強会で参照予定です。

(2010年7月13日更新 書物蔵さんが、『文献継承』の総目次(完全版?)を公開されていたので、リンク先等を修正しました。)